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名古屋大学大学院

PTSDとADHDの違い

PTSDADHDの症状は似ている所が多い。

PTSDはPost-Traumatic Stress Disorderの略語であり、日本語で「心的外傷後ストレス障害」であり、

ADHDはAttention Deficit Hyperactive Disorderの略語であり、「注意欠陥・多動性障害」という発達障害のことである。

PTSDはよく戦場での兵士のトラウマにより生じる症状として有名である。

PTSDADHDの共通する症状として、注意欠陥、気の散りやすさ、落ち着きのなさ、忍耐力のなさ、せっかち、衝動性、怒りやすい、睡眠障害、記憶力の悪さ、不安、うつ状態、低い自己評価、依存症、恥を感じやすい等の症状である。

ただ、PTSDは、衝動的な出来事の後に起こる不安としての形、

ADHDは、脳の先天的な機能障害と言われているが、詳しいことはまだわかっていない。

症状としては、PTSDは、強迫観念、過覚醒(常に脅威に対し目を光らせる状態)、サバイバーズ・ギルト(自分のみ生き残る罪悪感)、トラウマのフラッシュバック、関節や筋肉の痛み(原因が身体ではない)

ADHDは、衝動・多動性、注意欠陥である。

PTSDは、トラウマの改善に焦点を当てる認知行動療法ADHDは、認知行動療法コーチング、ライフスタイルの改善、対処法の身につけ、ADHDの治療薬(コンサータストラテラ)などを行う。

似ているものの、治療方法が変わってくるなど、きちんと見分けたいところである。