PTSDは増えているのか?
PTSDは、戦争体験や大災害への被災など命に関わる外傷的な体験(トラウマ体験)への反応として発症するものであり、後天的要因の影響がきわめて大きいと考えられてきた。しかしながら、トラウマ体験に遭遇しながらPTSDを起こさない人もあり、ストレス耐性などもって生まれた先天的な資質も影響している可能性がある。ちなみにPTSDは、いじめや虐待、交通事故でも起こることがある。
第二次世界大戦でも戦争にて生き延びても後遺症に苦しめられる人は多かった。
過去には戦国時代などの戦の絶えない時代があり、また世界各地では多くの戦争があった。PTSDになった人は多かったのではないかと推測するものの、当時そのような言葉はなかったため、正確な数字はわかっていない。
昨今では、精神疾患は脳の病気と言われることがあり、農薬や大気汚染によって脳に損傷ができる可能性があるのではないかと仮説立てる論文もあったが、PTSDを含めた精神疾患を抱えた人は増えているのだろうか。
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